今回のコラムは、松下幸之助氏が提唱したという「感謝報恩」について。
グループ企業の執行役員から直接お話を伺う機会があり、その方の「座右の銘」として教わった言葉です。
素敵な言葉なのでご紹介!
松下幸之助氏がおっしゃったのは、次の言葉なのだそうです。(パナソニックさまのサイトで確認することができます)
「感謝報恩の念は吾人(ごじん)に無限の悦びと活力を与うるものにして
此の念深き処如何なる艱難(かんなん)をも克服するを得
真の幸福を招来する根源となるものなり」
松下氏の著書を拝見すると、つぎのようなフレーズにも触れることができます。
「感謝する」
舌のまわらぬこどもでも、物をもらえば礼を言う。
人の世にそむく人でも、心にふれる親切には思わず手を合わす。
理屈でも何でもない。感謝するということは、人としてごく自然な姿。
その言葉や形は学ぶにしても、ありがたく思う心の働きは、人それぞれにすでに与えられているのである。
人の恩にふれれば、自然と湧き上がるのが感謝の気持ちであり、それを表現するのは人として当たり前の姿だ、というふうに理解できますね。
また、感謝で報いなさいという「恩」を、私たちはすでに多く受け取っている。
だからこそ、誰かに何かをして欲しがる前に、まず「感謝」を示すのだ、ということでもあるようです。
お客様あってこそ、私たちは仕事ができる。
仕事があってこそ、私たちは能力を伸ばし、成長することができる。
成長があってこそ、私たちは有能感を得ながら、他者に貢献する機会を得られる。
たとえば、こういうことなのかもしれません。
不平不満を感じるとき、私たちは既に与えられている「恩」を忘れてしまっているのかもしれません。そうした気分になるとき、「いただいている恩を忘れてなかったか」「感謝を忘れてなかったか」と、自問するといいのかもしれません。
教えを受けて、早速、今日からスタートした新年度のアクション・プランに「感謝報恩」を採用しました!
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