先日、質問力を向上させる研修を開催いただきました。ご依頼くださった企業様には、誠にありがとうございました!
本研修は、ケイキャリアパートナーズのセミナーラインナップの中でももっとも新しいコースのひとつ。最近、徐々にですが若手社員さんを対象に、ご依頼いただくケースが増えてきました。
本セミナーは、とあるお客様からのご相談がきっかけで企画がスタートしました。
立ち上げにあたっては、「質問力を高めたい」という人の本当のニーズってなんなんだろう?と探るところからスタートしました。
どんなときに、誰に対して、何ができるようになりたいんだろう?
いろいろ調べ、話を聴いていくうちに、見えてきたのが次の2点でした。
質問あるある その1.
どうやら、私たちは知らず知らず「質問することをやめる」ことがあるようなのです。訊けばいいとわかっていても黙ってしまうこと、皆さんにもありませんでしたか?
理由は、相手を慮ってのことが多いのですが(忙しそうだから、など)実は自己防衛だった!
質問あるある その2.
質問の展開がパターン化しているようなのです。質問のネタが尽きて他の切り口を慌てて探しているうちに、相手の話が進行してしまった・・・といったこともあるあるではありませんか?
相手の話の論理を的確につかみ、漏れている情報を確認していく必要がありますよね。
そうなる理由は、実は相手の話をしっかり聞けていなかった!
そこでこのセミナーでは、どんなときに質問することを諦めてしまうのか、それは乗り越えられないのか。相手の話をどうすれば整理して聴けるのか、質問を柔軟に行うにはどんなことができるのか。
といったことをワークを通して考えていただけるよう設計しました。
質問のプロセスがよく理解できた。
良い質問とはどんな質問なのか、明確になった。
自分のクセが理解でき、質問の奥深さが学べた。
業務に早速活かしたい!
といった声がおかげさまで毎回届きます。
質問が本当に上手な人は、相手からどんどんエピソードを引き出します。間違いなく楽しい対話になるはずですし、またそうした対話を通じて、相手との信頼関係も築きます。仕事だってしやすくなりますよね。
また、質問される側にもメリットがもたらされます。問いを投げられてはじめて自分の知見に気づけた!なんていうことが、皆さんにもご経験があるのではないでしょうか。
よい「質問」を立てられるスキルは、これからの時代に一層重要なスキルになります。経験則や従来の方法では解決しないことが、これからたくさん起きることが予想されるからです。
そうしたときにも、柔軟で発想にとんだ「質問」ができる人は、新しい未来を切り開くことができます。「質問」は状況打開の突破口となり得るのです。
自分の力を余すことなく発揮し、新しい未来を切り開くスキルとしての「質問力」を、皆さんも手に入れてみませんか?