今回は、とある部門の方から「お客様に製品説明や製品を扱うために必要な資格取得をサポートするために、担当者にプレゼンテーションの基礎を学ぶ機会を提供したい」とのご依頼をいただき、「提案型プレゼンテーション研修」をベースにしたプログラムを提供いたしました。
貴重な機会を頂戴し、ありがとうございました!
今回は、まだ本番の日程は定まっていないけれど、将来、お客様の前に確実に立つことになっている皆さんが対象でした。
総勢30名強の方が受講くださいました。
ひじょうに専門的な内容で、かつプレゼン用の資料はすでに定まっているという制約の中で、いかに伝わるプレゼンテーションを行うか?を考え、本番に向けた準備に取り組んでいただきました。
デモセッションにも望んでいただきましたよ!
さて、皆さんは、プレゼンテーションの本番に向けて、日頃はどんな準備をしていますか?まさか、いきなり資料作成(パワポの準備!)からはじめていませんよね?!
何から着手し、どこまでのことを準備して本番に臨んでいますか?
このセミナーでは、まずは普段通りやっていただき(演習1)、その後に「準備のステップ」を学び、セミナー中にそのステップを踏んで(ワーク)最終仕上げをし、再びプレゼンテーションを行う(演習2)という構成でステップを踏んでいただきます。
ご自身のプレゼンのビフォーアフターを目の当たりにしていただしつつ、本番のプレゼンテーションまでに踏むべき手順をじっくり体験いただける、というしかけです。
演習1と演習2とを比較して、準備がいかに大切かを実感いただきます。
プレゼンターの役割は、聴き手に情報を伝え、次のアクションにつなげていただくことにあります。自分が用意してきたことを言うことが、役割なのではありません。それはあくまで手段。
この点を踏まえるだけで、飛躍的に「聴ける」「わかる」プレゼンテーションになります。
また、人前に立つとき、ついつい私たちは「うまくしゃべれているか」「ちゃんとやれているか」と自分自身に目を向けてしまいがち。しかし、そのことが却って自身を緊張させてしまうようです。
そういう状況を回避するためにも、「相手に伝わっているか」「相手の関心はどこにあるのか」と相手にしっかり目を向けて、相手の理解を全力で支援するスタンスを貫きたいですね。