今回のコラムは、セミナー参加者から寄せられたご質問にお答えします!
寄せられたのは、こんなご質問でした。
「話をしている相手が気にしているキーワードは、どうやったら探れますか?」
皆さんはどのように考えますか?
コミュニケーションにおいては、一概に「こう!」と言い切れる方法があるわけではないので、やはりここもいろいろと確認を積み重ねていくことが必要なのだろうなあ、と感じます。
そして一般的は、
- 相手が繰り返す言葉、いろいろに言い換えながら表現しようとしていることがら
は、相手が気にしていること、フォーカスが向いている対象であることが多いと解釈することはできるのではないでしょうか。
誰かとの会話中、すでにその話は終わった、とこちらは感じていたのに、気がつけば相手はまたその話をしていた、なんていうご経験は誰しもお持ちなのではないでしょうか。
これなどは、とてもわかりやすく相手の「気にしていること」を捉えることができる状況です。
言葉というのは、いろいろ起きていること、考えていることのなかから、わざわざ切り取ったものを表現する道具ですから、やはりまずは「言葉」そのものに耳を傾けてみたいと思います。
じっと耳を傾けながら、相手の言葉を繰り返したり(おうむ返し)、「ああ、それは〇〇でしたね」(要約)などの応答を続けているうち、きっと気づくことがあるはずです。
そして、もう一方の、「言葉」が切り抜かれた後にのこるもの、にも意識を向けてみたいです。
相手が目をそらしているもの、繰り返し同じ「言葉」を浮かび上がらせることで、背景に消し去ろうと(無意識に)しているもの。
そういったものにこそ、相手の本当に語りたいことが潜んでいるのかもしれません。
いかがでしょうか。
ご質問への回答になっている、または多少参考になるコラムになりましたでしょうか。
よろしければ、またご意見をおきかせください!