セミナー参加者から寄せられたご質問にお答えします!
寄せられたのは、こんなご質問でした。
「「自分の考えを含まないように質問」をするというのが、ピンときていません。誘導尋問のようになってしまうとのことですが、理系としては自分の考えありきでお話すべきではと考えます。」
皆さんはどのように考えますか?
この質問をいただいて感じたのは、「場面に応じた使い分けの必要性」でした。
自分の考えを質問に含めるときとそうでないときとで、それぞれにメリットがあるとすると、どんなことが期待できそうでしょう?
たとえば、
自分の考えを含めず質問する:質問者の考えに汚染されない回答が期待できる
自分の考えを含めて質問する:質問者の考えについて、どう考えるか回答して貰える
といったことは、一般的にも無理なく期待できそうなメリットですね。
もちろん一概に言い切れない場面もあるでしょうけれども、これから質問しようとしている意図によっては、自分の意見を含めて質問することも、いい質問(=目的を達成する質問)となる場面がありそうです。
セミナーの場でも、ここは明確にしておくとよかったですね(ごめんなさい!)
ただ、念のためにお伝えしておきたいのは、自分の考えを含めて質問するといいのは、自分の考えを相手に評価して貰いたいときにほぼ限定されるだろう、という点です。
質問の意図がそれ以外にあるとき(もっとアイデアを広げたい、募りたい、別の視点を見逃したくない、など)には、まずは自分の意見を含めず質問を投げかけてみたいところです。
その際、もしも相手がなんの手がかりもなく答えに窮してしまうようなら、「たとえばわたしは○○と考えるのだけど」と後から自分の意見を提示してみてもよいのではないでしょうか。
ご質問への 回答となりましたでしょうか?
ご参考となれば幸いです!!